« イタリア海軍駆逐艦フレッチア級 完成 | トップページ | 台風と暴風注意報 »

2009年10月 7日 (水)

1/48 スピットファイアMk.5b T.H.1

突然ですが1/48 スピットファイアMk.Ⅴbです。
(Supermarine Spitfire Mk.Ⅴb)

え!気まぐれにもほどがあるって?・・いつものことです(笑)

Mk5bth ・単に作っても面白くないので同時期に発表されたタミヤハセガワの同じ1/48スピットファイアMk.Ⅴb作り比べをしてみます。

ハセガワの組説が変色しているのはずっと蜜柑山に積んであったせいです

以下いずれの画像も基本塗装とデティールアップなしの素組みで、軽いドライブラシのみで使用感もだしてありません。
(塗装はどちらの組説も指示不十分なため、現存機のコックピットカラー写真を参考に塗装してあります。)

・コックピット1

Mk5b_001ハセガワの再現範囲でタミヤの細部表現だったら最高です。

好みはパーツが精密に見えるタミヤかな。

ただハセガワは防弾板のシートベルトが通る穴が開口されている点は評価できます。

・コックピット2

Mk5b_002 ・コックピット側壁の再現はスロットルなど別パーツにしているタミヤが良いですね。
塗装もやり易いし、精密感が違います。(微妙に機器類の数が違います。)

キャノピーと乗降ドアを開けるなら迷わずタミヤ。(タミヤには開用の乗降ドアパーツが別部品で用意してあります。)

ただし模型製作中に4次元空間が出現しパーツが消えることが多い方はハセガワが良いかもしれません。(笑)
(ハセガワはパイロットを乗せるかキャノピーは閉めたほうが良いと思います。それなりの再現はありますがなんとなくもったりとした感じであえて見せようという気にはなりません。
もっともハセガワには乗せたくともパイロットフィギュアは無いですけど・・・。)

・計器板

Mk5b_003 ・スピットファイアMk.5の一般的な配置ハセガワが正解なのか…な?
タミヤには記録写真にない計器のモールドがありました。

まぁ。余分なものは削り取れば良いのですが、もしかするとⅤ型にはそのような計器もあったかもしれず資料不足で確認できませんでした。

塗装塗り分けのやり易さは6:4でタミヤでした。(計器はデカールではなく塗装です。)

タミヤは計器のデカールが無いので手描きせざるおえません。
デカールが必要な方はハセガワを選択ですね。もっともハセガワの付属の計器デカールも出来はいまいち・・いや、いま3くらいです(笑)

計器枠は模型的にはホワイト塗装が強調されていいのですが、実際は黒枠なのであえてそのようにしてあります。
そのため計器板のブラックは少量の白を加えて黒に近い灰色にしました。

・胴体形状

Mk5b_004 ・両社胴体を貼り合わせてみると、第1風防タミヤハセガワより大きく機首方向に長いです。

機首の燃料注入孔がハセガワでは胴体一体でしかも1段下がっているので接着ラインの処理が困難なのに比べ、タミヤは別パーツでちゃんと○で再現できるところは細かいところながら評価大

・胴体後半、タミヤ特有のデフォルメなのかハセガワと比べ胴体縦幅が太く垂直尾翼も微妙に大きい。
そのせいか男らしいスピットファイアになってしまい独特の微妙なラインが崩れているような気がします。

・機首、胴体後半と同様にデフォルメされており先端が太く全体に四角くなってしまっています。
参考に図面と比較してみますが、ハセガワのラインのほうが図面に近く、スピットファイア独特の綺麗なラインが出ていると思います。

全体型はハセガワが良いですね。

・主翼形状

Mk5b_005 ・画像の中に解説を書きこみました。

.

.

・まとめ(個人勝手な評価)

あれこれ弄ってデティールアップするならタミヤのほうが手間が省けていいと思います。
細かなパーツの精密感や部分的な造形はタミヤですね。

機体形状を重視するならハセガワで全体的なとらえ方は(図面に近いという意味で)さすがに飛行機のハセガワです。

また、スミイレ等を施しかっちりしたものが作りたいならタミヤ
ただし濃い目の色でスミイレするとモールドが比較的深いので目立ちすぎるので注意が必要です。

逆にハセガワはやや濃いめのスミイレを施すかパネルラインを強調した塗装(と言っても限度はありますが)をしないとモールドが浅いため(繊細なという表現をよく見かけますが、単に浅いだけでしょう。笑)眠い完成品になってしまいそうです。
ちなみにパネルラインとパネル内の濃淡差が大きな塗装例を見かけますが、否定はしませんが表現方法としては私の好みではありません。

ハセガワの機体形状でタミヤのパーツシャープさ&モールドだと最高ですね。
 
自分の製作方法と作風を考えると1/48スピットファイアに関してはタミヤが好きです。


まだ仮組みの段階で完成時には違ってくるかもしれませんが、
全体的な機体形状を重視される場合はタミヤはお勧めできません、デフォルメが強くスピットファイアらしいやわらかな曲線が無くなっています。

以上勝手なキット比較でした。
参考にされてイメージが違ってもノークレームで(笑)

個人的な感覚で書いているので購入の際にもし参考にされる奇特な方がおられましたら文章ではなく画像のみの御自分の好みでお選びください。

なお商業模型誌ではないので無意味なメーカー(よいしょ)持ちあげはしていないつもりです。
どっちも甲乙つけがたいなんて比較の意味ありませんから。
両キットが出た時に雑誌に同じような比較記事が出たと記憶していますが
比較のやり方が全体像か無塗装パーツのみのパーツの良し悪しではなく単なる形状比較(実機ではなくH社パーツとT社パーツ、単純に両社パーツを比較しどっちがどっちのパーツよりもサイズ・丸いやら四角いやらの形状のみ)で
どちらを作っても甲乙つけがたいスピットファイアができるなんてどうでもいい内容で不完全だったような記憶があります。

完成はこちら(←クリック)

|

« イタリア海軍駆逐艦フレッチア級 完成 | トップページ | 台風と暴風注意報 »

航空機模型 (AIR)2009」カテゴリの記事

コメント

こういうレビューは大変に参考になります!
私の筆塗り方法だと、ハセガワですね。
というかハセガワのちょっと弱いモールドを強調するために、あんな塗り方になったので(笑
個人的には、塗装云々以外の点でハセガワが好みですね。それにタミヤの1/48は、いい思い出がないもんで(パーツが死ぬほど反ってたりとか)。

投稿: 躍人 | 2009年10月 7日 (水) 11時30分

うおっ。お次はスピット君ですかー。
比較製作・・・。
面白い企画ですねー。
体力は1機製作の2倍以上かかるかもしれませんが
メーカーの設計思想が大変よく解りますもんねー。
&確かに模型誌の記事って、結論のウヤムヤなモノが多いですよねー。
やっぱり、ズバッとは言いにくいんでしょうねー(笑)

投稿: 小春好 | 2009年10月 7日 (水) 14時09分

またまた、楽しそうな企画ですなぁ~。
シミヤン殿は本当に模型をホビーとしていますね~。
同じ作業の繰り返しではなく、底から自分なりの遊びを創造するところがいいですね~。
ブログの使い方も楽しいし…

話は変わりますが、ノルマの件。
こんどホルサ・グライダーが1/35で発売されるみたいですね~。
他にも、時期(発売も友…笑)は未定なんですが、英軍の空挺用スクーターのセットが3品ほどトライスターからでますね。
どちらも、完成品のアップが済んでいるので次回のホビーショーでハッキリすると思われます。

投稿: J.パイパー | 2009年10月 7日 (水) 17時37分

模型誌の場合ハセに対しては結構厳しいコメントあったりしますが。タミヤのほうは『さすが世界のタミヤ』的な提灯記事が多いですね~

某宗教団体批判みたいに禁忌なんですかね…

投稿: シロイルカ | 2009年10月 7日 (水) 21時28分

この企画は為になりますね♪

基本的にはハセガワなんですが、
いいとこ取りのニコイチですね(笑)


投稿: ハヤテ | 2009年10月 7日 (水) 22時12分

タミヤのキットのプロポーションのデフォルメって空モノでもあるんですね。私的には、プロポーションに関しては、場合によっては、弄りようがないので、全体形がしっかりしている方を歓迎しますね。

なので、最近は陸モノでもあまりタミヤは作りませんし、空モノは昨年のフォッケとメッサ以来タミヤのキットは買ってません(w)。

投稿: XJunで〜す | 2009年10月 8日 (木) 23時25分

●躍人殿
仰られるようにハセガワだとエアブラシではモールドが弱い感じですね。
ハセガワのパーツは見えないところはそれなりに
全体形の取り方は上手いです。

ただハセガワ飛行機の特徴でもあるんですが
脚庫の深さだけは何とかしてもらいたい(笑)

投稿: シミヤン | 2009年10月 9日 (金) 19時55分

●小春好殿
比較製作は数年の差があるものは先行が不利になりますが
どちらのキットもほぼ同時期の発表ということでやってみました。
単体で作っているときはぼんやりとしか感じなかったものが
並行製作すると各社の思いが出て面白いですね。

>模型誌の記事
まぁ、記事にするなと言われてしまっては出せなくなってしまいますからねぇ。
それでもダメなところは書かないまでも
ひっくるめてヨイショするのは読者をないがしろにしすぎかと。

投稿: シミヤン | 2009年10月 9日 (金) 20時00分

●π殿
これが息が続けば最高なんでしょうけど
根気が無くなってきた最近は中途半端なものになりがちです(汗)

1/35ホルサ・グライダーですか~。
ディオラマにすると場所取りもでかいですが
ホルサがメインの構図になりそうですね~。
構図イメージはわきますがあまり再現したいという気持ちになれないのはなぜでしょう?(笑)

イタレリの1/72ホルサはR11で仕入れ済みです(笑)

投稿: シミヤン | 2009年10月 9日 (金) 20時04分

私は新しいキットの紹介は航空ファンの
プラモの記事しか読まないので みんな
とうりっぺんの紹介しか知りませんが
判断する要素を示してもらえると
参考になります 

投稿: あきみず | 2009年10月 9日 (金) 20時05分

●シロイルカ殿
たしかにタミヤは作り易いですが、デフォルメはきついですね。
まぁ、タミヤに逆らうと業界全体に逆らうような感じになっちゃうんでしょうね。

ハセガワは全体形は良く小物パーツもいい感じですが
やや省略が多いでしょうか。
致命的なのはどの飛行機キットにもあてはまる脚庫の浅さ(爆)

投稿: シミヤン | 2009年10月 9日 (金) 20時07分

●ハヤテ殿
同じ機種のキットでもT社、H社どちらかが発売が新旧なので並べて比較すべきではないでしょうが、
たまたまスピットファイアが同時期発表だったので
比較してみました。

あと72のモスキートも似たような時期じゃなかったでしょうか?

今回のスピットはT社を選びましたが、零戦に関してはH社かなぁ。
(T社48新52型のコックピット再現は凄いですが、それでもH社が好きです。)

投稿: シミヤン | 2009年10月 9日 (金) 20時13分

●XJunで〜す殿
タミヤはカッコ良く見せようとしているのか
デフォルメは多いですよね。
まぁ見た感じがカッコよければ良しというなら可ですが(笑)

私も形がおかしいと分かっても直さない派ですね~。
それをやっちゃうとまず完成まで持ち込めない?(爆)

投稿: シミヤン | 2009年10月 9日 (金) 20時16分

●あきみず殿
雑誌記事も大いに参考にはなります。
私も航空ファンの模型コーナーは数ページですが目を通しています。

ただ雑誌の傾向として、良いところはこれでもかというくらい書いてありますが
あまり良くないところは書かないか、書いてもオブラートに包んだような書き方ですね。
どちらかというと書いてないことが多いです。

投稿: シミヤン | 2009年10月 9日 (金) 20時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« イタリア海軍駆逐艦フレッチア級 完成 | トップページ | 台風と暴風注意報 »