艦上攻撃機流星11型 塗装前の悩み事
ハセガワ1/48 流星キットには何種類かありますが
一番最初のキットは
「愛知B7A2艦上攻撃機 流星改」で
デカール変キットのうち手持ちのキットは
「愛知B7A1艦上攻撃機 流星11型’第21航空工廠製’」
この2種類を押入れ在庫しています
”流星改”と”流星11型”どういうこと?
これは流星改ではなく量産型は流星11型が正しいようです。
紫電と紫電改が紫電11型と紫電21型であるようなものです。
B7A1は流星、B7A2は流星改となっていますが
生産はB7A1のみで、B7A2は生産されていないはずだと思うのですがいかがでしょう
※B7A2はエンジン換装の性能向上型で生産なしのはず・・うろ覚え
航空機を作る際に良く悩むのは塗装して一番最初に組み込む必要があるコックピット(機体内部)色ですね。
とくに大戦機は調べるのが面倒で、中でも日本機がよくわかりません。
最近は「日本機のここはどんな色?」なんて書籍も出ていますが
欲しいけど高価なんで買っていません。
初期、後期、末期や陸軍、海軍etc.
これを悩み始めると手が止まる確率が高いです・・・・私の場合ですけど
ハセガワキットの塗装指示は黄緑色になっています。
素直に塗装指示に従っていれば悩むことはありませんが
「混色かぁ~!」・・・これ一番嫌いです(個人的感想)
作るごとに色が違ったり、必要以上に大量に作ってしまったり、
苦労して混色して作ったのに市販しているあるカラーとほぼ同じになったり・・・・
皆様も経験ありませんか?あるでしょう(笑)
あとキャノピー内機体上部の塗装指示が全くありません
機体上面色なのか、機体内部色なのか、灰色や暗色なのか?
塗装色を知りたい部分の上位ですが
この部分を塗装指示してある組説はめったに見ることはありません。
ごくごくたまに書いてあることはありますが天然記念物物ですね(笑)
スミソニアン航空博物館付属施設のポールバーガー施設で
唯一現存する「流星11型」の機体は
機首の黒塗装から「第21航空工廠製」と思われます。
(後述しますがこの機体はちょと精査必要です)
コックピット内部やキャノピー枠はすべて青竹色(俗称)です。
これがすべての機体ではないと思いますが唯一の現存機が青竹色(俗称)だと
黄緑色にするか青竹色にするか悩みどころです。
※こんなことしているから、ますます完成が遠のく・・・私個人限定
計器板は黒色ですね。これを確認できたのは収穫!
コックピットの写真も複数枚あるんですが、いずれも個人撮影の物であり
使用許可も得ていないので掲載できません。
「スミソニアン 流星」画像でググればヒットします
以下はすべてネットや文献から探し引用たもので参考文献等まったく書いていないので
(書こうと思えば書けますが)レポートでいえば再提出レベルです(笑)
戦後アメリカに接収された流星/流星11型の機体は4機
そのうちの1機がスミソニアンの機体
木更津の第752空で4機引き渡し
(大村から2機木更津に空輸?※不正確の可能性あり)
(第21航空工廠製の機体も752空に配備?確定できる写真なし)
設計者 尾崎紀男氏による
”操縦席内部”
黄緑色7割
青灰色3割
流星・流星11型生産数
試作:9機
愛知製:82機
第21航空工廠製:21機
計112機(巷の文献やキット組説では合計生産機数111機となっているのが多いです)
塗装
黄緑色:青灰色=7:3
愛知製82機:試作+21工廠の計30機=8:3
これを見ると
試作機と21工廠製が青灰色(青竹色)で愛知製が黄緑色と考えてしまいます。
ということでコックピット内部
”コ-B-7-〇”試作機と機首が黒塗装の機体を作るときは”青灰色(青竹色・俗称)
愛知製の機首上面も濃緑色の機体を作るときは黄緑色にしようかと思います
なおハセガワ指示の黄緑色の混色は面倒なので市販の機内色(三菱系)を使います(笑)
でも青竹色も捨てがたいなぁ(悩)
もしかしてこれ最近出た日本機の塗装に関しての書籍に書いてあるかもしれません
もし最後までくだらない記事を読んでくださった方がおられましたら感謝です。
こういう与太話を模型仲間とよくしていましたが
コロナでできずに思わず長文になってしまいました。
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